今回HOKUSAI映画ネタバレあらすじ結末は?映画を見た感想!と題してお伝えしていきます。
HOKUSAIと聞くとどんな創造をするだろうか!
教科書で見てきた江戸時代の浮世絵は外国人に人気があるとかあの川の流れる描写の色使いは斬新だな。。。
いろいろ想像できますが、何といっても90歳まで生き、生涯に描いた作品が30,000点以上もある事です。
日本を代表する画家であるというのは間違いありません。
日本人なのに伝統文化の浮世絵ははっきり言ってまじまじと見たことはありません。
北斎が生きた時代はどうだったのか!
どんな思いで浮世絵を描いてきたのか!
芸術とは何なのか!
というようなことがこの柳楽優弥が演じる葛飾北斎を見ることでわかると思います。
日本人であるならば一度は葛飾北斎という人物がどうだったのか詳しく調べたり映画を見て感じてみてほしいと思います。
それでは今回、HOKUSAIという映画を紹介していきたいと思います。
まずは予告編を見てみましょう。
目次
HOKUSAI映画ネタバレあらすじ結末は?映画を見た感想!
HOKUSAI映画ネタバレあらすじ結末は?映画を見た感想!を紹介します。
HOKUSAIあらすじは?
腕は良いものの食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、 ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。 歌麿や写楽の台頭で自分の絵を見失う北斎だったが、重三郎の後押しによって唯一無二の独創性を手に入れ、その才能を開花させる。 そんな中、北斎の盟友で偽作者・柳亭種彦が、幕府の禁に触れ討たれたという報せが入る。 信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎が描いた命がけの作品とは・・・?
HOKUSAI映画ネタバレ?
謎に満ちた、浮世絵の巨匠、葛飾北斎の生涯を、美と共に分かりやすく描かれている作品です。
青年期は柳楽優弥、老年期を田中泯が、エネルギッシュに北斎を演じていました。
北斎の娘の応為を演じている、河原れんさん。
浮世絵史の、新説をこの脚本で提示していて興味深い。
① 浮世絵師の映画
歌麿なら、溝口健二『歌麿をめぐる五人の女』(1946)かな。
歌麿を描いているのに、歌麿がボンボンで艶やかでない。
人情噺だし、不満が残る。
写楽は、篠田正浩の『写楽』(1995)。
浮世絵映画ながらも、謎の絵師、写楽の正体を探るミステリーの部分が多かった。
北斎は、進藤兼人の『北斎漫画』(1981)
これは、完全な変化球であって、緒形拳と西田敏行の漫才を見ているような風合いだった。
なので、浮世絵好きなオイラにとって、本格的な、絵師の人生を描いた、この『HOKUSAI』の登場は嬉しい、皆さんに観て欲しいのです。
② 演技合戦
先ず、阿部寛扮するところの、版元、蔦屋重三郎像が、明快で素晴らしい。
利益を犠牲にしてまで、浮世絵の芸術性を高めようとするところ。
今までの映画が描がき切れなかった、彼の野望と潔さの魅力。
喜多川歌麿を演じた、玉木宏は、また伊達男で、芸術のために遊廓漬けにされ、それを寧ろ享受しているかの様子。
この歌麿なら、艶っぽい線が描ける、納得。
また、歌麿は、独創的に鏡を使った美人画が多数あり、それの製作、筆の運び、後ろからのアングルなど、映画として充実していた。
老年期の写楽を演じる、田中泯の病身で歩く姿や、回復する姿など、身体の演技も見事で観入ってしまった。
他に、柳楽優弥、氷山瑛太、津田寛治、など見処のある演技合戦。
女優陣も、花魁役の芋生悠、北斎の妻の役の瀧本美織、そして、葛飾応為(おうい)役の河原れんと、端正な美しさで作品を多いに彩っている。
③ 葛飾応為
北斎の娘、葛飾応為がフォーカスされているのが、オイラ等の浮世絵ファンにとって嬉しいところ。
北斎がいつも、お~い、お~いと呼んでいたから、葛飾応為(おうい)と言う画号になったとの事。
彼女は、浮世絵史上初の女性絵師とも、考えられており、寡作ながらも、実力のある絵師だと思う。
極端な明暗法と細密描写で知られる。
そして、上述のように、この応為を演ずるのが、この映画の企画者であり、脚本の、河原れん。
39歳とは、思えない若さと美しさ。
この作品の扇の要である、彼女が、画力のある葛飾応為を演ずることにより、神秘性と野心みたいなものが伺えて、エクサイティングである。
騙し絵みたいな構図。
回転する感覚。
④ 脚本による新説
1 写楽とは、ど素人の道楽だった
写楽の正体については、いろいろあり、
歌舞の役者説、歌麿説、更には、北斎説などいろいろある。
過度にデフォルメされた、役者のデザイン、また、内面をも写しとるような斬新な画風。
風刺画の漫画なようなそれは、画業に就いた事のない、天才的な青年の手による、作品である可能性は、確かに成立すると思った。
2 北斎の肉筆画、『生首の図』は、非業の死を遂げた、柳亭種彦(実在の武士)を描いたもの
髪が長くて、女性のような整った白い顔だから、一見幽霊画とも見える。
北斎は幽霊・妖怪もよく描いている。
しかし、この絵画には、表情に、妙なリアリズムがあり、手水と縄が描かれていることから、『生首の図』は、武士社会の犠牲となった、男の無残な顔ともとれる。
ここでも騙し絵の構図で、まるで、エッシャーの絵画のようでもある。
HOKUSAI結末は?
こんな時代だから浮世絵を描くんだと柳楽優弥の青年期の悶々とした感じの演技も流石役者だなと思いました。
後半の老年期を演じた田中泯さんが演じた演技も竹がしなやかに曲がるような演技力で難なくこなしている様は正に葛飾北斎と絵が融合したような感じになっていました。
最後は青年期を演じた柳楽優弥と老年期を演じた田中泯さん男浪と女浪を同時に描くシーンは体中が鳥肌ものでした。
葛飾北斎の描く世界観はすばらしい!
彼が描く代表作の波のざわめきや遊郭の天井の鳳凰の羽根や富士山は繊細で心にグッとくる感じが伝わってきたように思えます。
映画を見た感想!
#HOKUSAI 感想…歌麿編♡
観てからシナリオブックを見るとうなじを撫でるシーンはト書き通りだけど、これは演者によって表現法は変わるのでは?まさに天性の色気を放つ玉木宏さまだからこそ艶やかでありエロさにつきる。それよか、座るときの羽織の裾さばき…一瞬だけど、これがカッコイイんですの~ pic.twitter.com/6uql0rg45R— らん✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺ (@run_sd) May 30, 2021
HOKUSAI 感想
こんな日だからこそ、描くという番宣まんまの在り方の話。描きたい物や人の表現、方法、環境状況、障害、貫く事。
作品としては…メッセージ性はあったと思うけど。
面白かったかどうかと言われたら。
微妙な部分。— 愛美 (@daretarepanda) May 28, 2021
#HOKUSAI
映画、よかったわ〜。
ストーリーよりも映像に引っ張られる作品。
映像美が半端なくて、どこをとっても緊張感ただよう名シーン。
1シーン毎に、絵描きのパッションが感じられ、ずっとニヤニヤしてた。
あと、写楽のキャラ設定が意外だった。
欲を言えば、遺言は入れてほしかったな。— まつしん (@smatsu50) May 28, 2021
→歴史的事象は描写が少なく、もちろん創作だけれど、弾圧があってもなくても、リアルな体験が絵師に命を与え情熱を呼び起こす、その描き方は好き。北斎はもちろん、色気だだ漏れの玉木さま@歌麿に魅入ったり、狂気の永山瑛太に涙する。役者と風景を楽しむ。『HOKUSAI』#映画
— くう (@kukucoo) May 31, 2021
HOKUSAI映画ネタバレあらすじ結末は?映画を見た感想!まとめ
【📹イベント動画🔥】
映画「#HOKUSAI」ヒット祈願報告会が開催されました🎊「こんな日だからこそやり遂げたいこと」を聞かれ、#永山瑛太 さんと #玉木宏 さんが回答‼️
玉木さんは100歳の祖父に早く子どもの顔を見せたいと語りました✨ pic.twitter.com/mnvLT1e7Jo
— ENCOUNT (@encountofficial) May 26, 2021
今回はHOKUSAI映画ネタバレあらすじ結末は?映画を見た感想!と題して紹介してきました。
この映画を見てきた後、頭の中がリセットされた気持ちになりました。
浮世絵ってあんなにきれいだったんだなと改めて気がついたような気がしました。
出演されているキャストのメンバーも主役級の人がわんさか出演されていてとにかく豪華な映画だったと思います。
それだけこの映画は見る価値はかなりあります。
今の時代に葛飾北斎がいたらすごいことになっていたような気がします。